神谷町から散歩しながら東京の愛宕神社を参拝してきました。
神社までの道のりを間違えると「出世の石段」を見ることなしに到着!?
もう一度、参道正面へ向かうことに。。。。
愛宕神社とは
東京都港区の愛宕神社は、1603(慶長8)年に徳川家康が江戸幕府を開くとき江戸の防火・防災の守り神としてその年の9月24日に創建されました。
愛宕神社のある愛宕山は東京23区内で一番高い自然の山で、高層ビルも無かった江戸時代には遠くまで見渡せたことと思います。
春は桜、夏の蝉しぐれ、秋の紅葉、冬景色のように四季折々の風光明媚な様子は鉄道唱歌にも残っています。
愛宕神社で最も有名なのが「出世の石段」ですね。
傾斜角度が40°、86段の急斜面です。
今回は神谷町から愛宕神社へ向かったのですが。。。
「愛宕隧道(あたごずいどう)」のところに、愛宕神社参道の矢印があり、その下の階段の支柱に「愛宕西参道」とあります。
この参道には急な階段が続いています。
「出世の石段」に劣らないほどの階段を登りきると、愛宕神社の裏手に到着しました。
「出世の石段」を登らずに、愛宕神社まで行き着いてしまうのです。
「出世の石段」を登りたかったので、一旦降りて正面の参道まで行くことになりました。
「出世の石段」を目当てに愛宕神社を訪れる時は注意してください。
今の御本殿、幣殿、拝殿などは1958年(昭和33年)9月に再建されたものです。
というのは、まず、江戸大火災で全焼し、1877年(明治10年9月)に再建されました。
その後は1923年(大正12年)9月1日の関東大震災と1945年(昭和20年)5月24日の東京大空襲で焼失しています。
その他、「桜田門外の変」での水戸浪士の集合場所であったり、江戸城無血開城前に勝海舟と西郷隆盛が会議したのもこの愛宕神社です。
出世の石段
愛宕神社の参道正面に立った時に目に飛び込んでくるのが「出世の石段」です。
大鳥居を抜けて「出世の石段」の前に立つとその傾斜角度がいかに急斜面であるかがわかります。
「出世の石段」を歩いて登るだけでも注意が必要です。
1634年(寛永11年)に三代将軍家光が二代将軍秀忠の三回忌法要で増上寺を墓参した帰り道のことです。
愛宕神社の下を通った時、行基大師が作成した「勝軍地蔵菩薩」を愛宕神社に祀り、86段の石段から見守っているのを、家光が思い出します。
ちょうど通りがかったのが春の季節で、境内には紅白の梅花が爛漫と咲いているのを見て花が欲しくなったのでしょう。
「誰そある群ふる梅花一枝を手折参れ」しかも「騎馬にて手折参れ」と命を出したのです。
数名の旗本が挑戦するも、みな落馬してしまい、家光の機嫌が悪くなっていきます。
このような状況で、四国丸亀藩の曲垣平九郎盛澄が馬術の名手として命が下されました。
曲垣平九郎は名馬・黛にまたがり、何度か石段の前に行っては引き返しを繰り返していました。
いよいよ石段を登り始めた曲垣平九郎、42~3段の辺りで馬上の姿が見えなくなりました。
さらに、馬が20段登ったところで曲垣平九郎の姿が再び現れます。
これは、「玉隠」という馬術で石階を登り切り、愛宕神社の社殿を参拝したの地、紅白の梅花を持ち帰ったということです。
家光は急坂を馬で降りることを止めようとしましたが、曲垣平九郎は平然と降りてきたとのことです。
家光は曲垣平九郎から紅白の梅花を受け取ると機嫌が良くなり、日本無双の馬術者とたたえそうです。
このことにより、曲垣平九郎は有名になり出世したことからこの石段が「出世の石段」と呼ばれるようになりました。
愛宕神社の境内紹介
大鳥居をくぐると「出世の石段」と呼ばれる男坂とその右手に斜面がなだらかな女坂があります。
ほとんどの方は男坂を登っていくようです。
やはり、願をかけて「出世の石段」を登るのですね。
「出世の石段(男坂)」を登りきると一の鳥居があります。
中央は神様の通り道なので端を通りましょう。
鳥居の右側に手水があります。
手水で両手と口をお清めください。
そのまま、真っ直ぐ進むと、丹塗りの門があります。
ここも端を通りましょう。
さらに、直進すると主祭神「火産霊命(ほむすびのみこと)」を祀る社殿があります。
社殿を右側に折れると、猿田彦神(天狗様)を祭神とする太郎坊社があります。
次いで、宇迦御魂神を祭神とする福寿稲荷社があります。
その隣に、大國主命、事代主命を祭神とする大黒天神祠、恵比寿神祠があります。
※参拝時は工事のため、太郎坊社・福寿稲荷社・大黒天神祠・恵比寿神祠は移動されてました。
その先に社務所があります。
社務所を右に折れ、池を過ぎると市杵島姫命を祭神とする弁財天社があります。
その他、曲垣平九郎が将軍徳川家光に献上したと言われる梅の木や水戸浪士が集合場所とした遺跡碑などがあります。
愛宕神社の祭典行事
祭日は由緒が書かれている看板に下記のように記述があります。
詳細は社務所で確認をお願いします。
- 大祭 9月23日、24日 <出世の石段祭り/隔年>
- 中祭 6月23日、24日 <千日詣り・ほおづき縁日>
- 小祭 各月24日 <月次祭>
愛宕神社の御朱印
愛宕神社の御朱印は社務所でお願いします。
以前は、1枚の紙でも受け付けていたようですが、今は御朱印帳およびそれに準ずるものでないと受けつけてくれません。
御朱印帳は愛宕神社でも販売されています。
愛宕神社へのアクセス
愛宕神社での駐車は社務所に許可を得る必要があります。
社務所が閉まっていることもあるので、駐車場は無いものと考えるのが良いでしょう。
周辺にはコインパーキング、有料パーキングも多いので利用するのもよいでしょう。
利用路線(電車・バス) | 下車駅 | 備 考 | |
東京メトロ日比谷線 | 神谷町 | 徒歩5分 | |
東京メトロ銀座線 | 虎ノ門 | 徒歩8分 | |
都営三田線 | 御成門 | 徒歩8分 | |
JR | 新橋 | 徒歩20分 | |
都営バス・渋88 | 虎ノ門三丁目 | 徒歩5分 | 東京駅八重洲口~渋谷駅 |
東急バス・東98 | 愛宕山下 | 徒歩3分 | 東京駅南口~等々力 |
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